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「遠慮」は最大の敵!積極性があなたのキャリアを劇的に変える理由

#積極性#能力開発#自己啓発#自己成長

営業マンとして成功を収めるために必要なものは何でしょうか?

商品知識、スキル、コミュニケーション力――これらは確かに重要です。

しかし、真に成功を収める営業マンたちが共通して持っているのは「積極性」です。

ビジネスの世界では自ら学び、行動し、チャンスを掴みにいく姿勢が、結果を大きく左右します。遠慮して質問しない、行動を先延ばしにする――これでは営業成績もキャリアも停滞したままです。

本記事では、積極性が営業成績に与える影響や、積極的な行動がどのように成長と成功を引き寄せるかを、具体的な方法や事例を交えながら詳しく解説します。あなたのキャリアを次のレベルへ引き上げるための第一歩を、ここで踏み出しましょう。

成長と積極性が成功を決める

積極性とは何か?

積極性とは、ただ単に「前向きに物事を考える」というだけではありません。積極性は、自ら行動を起こし、問題解決や目標達成に向けて動き続ける姿勢のことを指します。営業の世界では、待っているだけでは成果は上がりません。成功する営業マンは、自ら機会を見つけ、積極的に提案を行い、顧客との信頼関係を築いていきます。

遠慮が成長を妨げる理由

多くの営業マンが、上司や顧客に対して「遠慮」を抱きがちです。「上司が忙しそうにしているから質問を控える」「顧客が多忙に見えるから提案のタイミングをためらう」といったケースがよくあります。

しかし、この「遠慮」は、自分自身の成長を著しく妨げる要因となります。なぜなら、行動を起こさなければ、フィードバックや新しい経験を得ることができず、結果として自己成長の機会を逃してしまうからです。

例えば、上司に対して質問をためらい、自分で解決しようとしてしまうと、問題解決に時間がかかり、結果的に仕事の進行が遅れます。さらに、そのまま誤った方向に進んでしまうリスクもあります。

このような遅延やミスは、最終的に残業や売り上げの低下につながることもあり、あなたのパフォーマンス全体を低下させる原因となります。

また、顧客に対しても同様です。顧客が「忙しそうにしているから」「あまり反応が良くないから」と提案を後回しにすることで、重要なチャンスを逃してしまうかもしれません。多くの成功する営業マンは、顧客の時間管理を気にすることなく、まず自ら積極的に提案を行い、関係を深めています。

遠慮して何もしないことで、自分の成長が止まるだけでなく、ビジネスチャンスも逃してしまうという事実を、しっかり理解する必要があります。

行動を先延ばしにすることで、時間を浪費し、他の営業マンに先を越され、いつまでたっても目標を達成することができません。

このように、遠慮して行動を控えることが、いかにキャリアの足かせとなっているかを理解し、積極的に行動を起こすことが必要です。営業において積極的に行動することが、キャリアの成功に繋がる第一歩です。それは顧客や上司に対して、常に前向きな提案や行動を示すことから始めてみてください。

 

脳科学と心理学で見る積極姿勢の力

脳が成長するメカニズム

脳科学の観点から見ても、積極性は成長に不可欠な要素です。脳は新しい行動や挑戦をするたびに、新しい神経回路を形成します。これを「シナプス形成」と呼び、特に挑戦的な行動を取ることで脳は活性化され、学習効果が高まります。

逆に、行動を起こさないと脳の成長は停滞し、新しいスキルや知識の吸収が遅れてしまいます。

積極姿勢で自己効力感を保つ

近年、心理学では「自己効力感」という概念がとても重要視されています。

自己効力感とは、自分自身が「やればできる」という信念を持つことで、困難な状況でも前向きに挑戦し、行動を起こす力を支える心理的な要素です。営業の現場でも、この自己効力感が強い人ほど、失敗を恐れずに積極的に行動し、結果として成功を手にするケースが多いのです。

自己効力感が高い営業マンは、困難な顧客対応や予想外の問題に直面しても、自分なら解決できるという自信を持ち、積極的に動きます。

そのため、顧客からの信頼も得やすく、成約率や営業成果も向上します。彼らは、他人の評価や周囲の反応に過度に依存せず、自分の能力を信じて行動するため、ミスをしてもそれを学びとして次の成功につなげる姿勢を持ち続けます。

一方で、自己効力感が低い人は、常に他人の顔色を伺い、リスクを恐れて行動にブレーキをかけがちです。「失敗するかもしれない」「自分には無理かもしれない」という不安が先立ち、積極的に挑戦できなくなり、結果として成長の機会を逃してしまいます。

これが積極性の欠如に繋がり、自己効力感をますます低下させる悪循環を引き起こします。つまり、積極姿勢を持ち続けることが、自己効力感を高め、成長を維持するためには不可欠なのです

例えば、顧客との会話で失敗したとしても、すぐに別のアプローチを試みることで、改善のチャンスを得ることができます。上長に厳しく指摘をされた後も尚、分からないことがあったとしても、躊躇せず果敢に質問して自らの成長へと繋げる。

こうした積極的な行動は、自己効力感を強化し、それがさらに新しい挑戦や行動につながります。積極的な行動を繰り返すことで、成功体験が積み重なり、自信が強化されていく好循環を生み出します。

積極姿勢で自己効力感を保つことは、単に営業成績を上げるためだけでなく、長期的なキャリアの成功にも直結します。成功する営業マンは、この好循環を理解し、常に積極的な姿勢を維持することで、自分自身の成長を加速させているのです。

 

なぜ遠慮していては成長しないのか?

遠慮が引き起こす悪循環

遠慮することで生じる最大の問題は、成長機会を逃すことです。前述のように、上司が忙しそうだからと質問をしなければ、理解不足のまま作業を続けることになります。その結果、仕事の質が下がり、進行が遅れるだけでなく、最終的には成果にも影響が出てしまいます。

また、質問をしないことで上司とのコミュニケーションが減り、信頼関係を築く機会も失ってしまいます。このような悪循環が続くと、やがて仕事へのモチベーションが低下し、最終的には成長が停滞してしまいます。

上司との関係における誤認

多くの部下や新入社員が誤認していることがあります。

それは「こんな些細なことでわざわざ相談するのは気が引ける」「わざわざこんな些細な質問でお時間を頂くことは上司に申し訳ないから止めておこう」といった考えです。

あなたの上司はただ業務をこなすだけではなく、部下を育てることも大切な役割の一つです。部下が質問や相談をするのは、上司にとっても業務の一環であり、避けるべきものではありません。

どの会社でも、上司と呼ばれる立場の人は基本的にいつでも忙しいものです。あなたよりも責任が重たい仕事を抱えているのですから、それは当然でしょう。だから、質問するタイミングにおいても、確かに迷うことこともあるでしょう。

そんな時に、「上司が忙しそうに見えたから」といって質問や相談をしないでいると、部下は業務上の不明点を放置したまま仕事を進めることになります。これが、結果的に誤った判断や遅れた対応につながり、全体の業務に支障をきたす恐れがあります

最悪の場合、売上の減少や納期遅延などの大きな問題に発展する可能性すらあります。

こうなったとき、一番困るのは誰でしょうか? それは、あなたの上司なのです。

あなたが上司に対して気を遣った結果、あなたの仕事や納期が遅れることで、最終的に上司が困ることになるのです。あなたの上司を気遣った結果、上司を更に忙しい状態にさせてしまいかねないのです。

一歩引いて考えると、部下が成長しないことや仕事の遅れは、上司のタイムマネジメントの問題である場合も多いです。上司が部下に対して時間を割けないのは、部下の責任ではなく、むしろ上司が効果的に時間を管理できていない可能性も否定できません。

上司にとっても、部下の質問や相談に対応する時間を作ることは、業務の効率を上げ、組織を拡大させていくための重要な要素であるため、質問に答える時間を作れるかどうかは、部下のあなたが気にすることではなく、それは上司が考えるべき問題なのです

更に思考を深めていくと、もし仮に、本当に上司が忙しすぎて全く時間が取れず、部下であるあなたの質問に全く時間を割くことができない程の業務量が強いられている場合。

その結果、納期が遅れ、部下の成長が遅れるという循環になっているとしたら・・・

ですから、部下であるあなたは「上司に遠慮する」のではなく、常に「上司を頼ること」がチームの成長としても重要なことなのです。

上司は部下が積極的に質問をすることで、部下の進捗や理解度を把握しやすくなり、結果的にサポートがしやすくなるのです。

上司が忙しいかどうかを気にするよりも、部下として積極的に行動し、質問や相談を通じて成長の機会を掴むこと。あなたが成長し、1日も早くチームの中枢を担う存在になる方が、会社にとって大きな利益を生むことに繋がります。

積極性は単に仕事のスピードを上げるだけでなく、あなた自身の成長やキャリアアップにも、会社やチームの活性にも繋がる重要なプロセスであるということを、改めて認識しておきましょう。

積極的な姿勢が顧客の未来を変える

顧客は変化や新しい提案に対して抵抗を持っている場合がほとんどです。これは心理学で「現状維持バイアス」と呼ばれるもので、私たち人間は現状を維持しようとする強い傾向を持っています。この現状維持バイアスによって、顧客は変化を避け、「考えます」という口実を元に、深層心理では何も変えずに現状のままでいることが心地よいと感じるのです。

だからこそ、営業マンであるあなたが積極的な姿勢で、新しい選択肢や可能性を提示し続けて、現状維持バイアスを乗り越えるキッカケを作らなければ、お客様を「新しい未来」に連れて行くことは困難なのです。

積極的な姿勢がなければ、顧客は「今のままでいいや」と思ってしまい、あなたの提案に乗ることも、新しい商品やサービスを採用することもなく、最終的にはチャンスを逃してしまうことになるのです。ただ待っていても顧客が自ら進んで「もっと詳しく教えてください」と言ってくることはありません。

あなたが自ら積極的に提案し、顧客に新しい選択肢や可能性を提示することで、現状維持バイアスを乗り越えるきっかけを作ることが重要なのです。

 

実践的ステップ: 今日からできる積極的な行動

積極姿勢のルールを作る

積極的に行動するためには、自分の中で「ルール」を作り、そのルールに従って行動することが効果的です。特に、上司や先輩に対して質問することに遠慮がちになりがちな人には、この方法が有効です。

多くの営業マンが、顧客の反応や忙しそうな様子を見て提案をためらうことがありますが、ここでもルールを作ることで行動のブレーキを外すことができます。

以下は、今日から実践できるルールの例です。

1分考えても分からなければ即質問する

何か業務でつまずいたとき、1分間だけ自分で考えてみます。それでも解決策が浮かばなければ、そこからは無駄に悩まず、すぐに上司や先輩に質問するルールを作りましょう。

1分以上悩んで手が止まってしまうのは、すでにあなたの中に答えがない証拠です。時間を無駄にしないためにも、このルールを徹底することで、効率的に仕事を進められます。

3つの情報源を調べても理解できなければ質問する

例えば、業界情報や製品知識を調べているときに、3つの信頼できる情報源を確認しても自分の中で腹落ちしないことがあれば、そこで止まってしまうのではなく、すぐに質問するルールを設けましょう。

分からないことを延々と調べ続けても、あなたの成長スピードが遅くなってしまいます。このルールを守ることで、質問のハードルを下げ、スムーズに知識を吸収できます。

迷ったらGO!迷ったら質問!

3秒でも迷ったらすぐに行動するルールを自分に課しましょう。迷った時間が長くなればなるほど、行動が遅れ、結果が出るのも遅くなります。

商談でも「これを言ったほうがいいかどうか」と迷ったら、迷わず言う、というルールを設定するのも効果的です。行動を「迷うことなく起こす」習慣を作ることで、結果的に成功する確率が高まります。

必ず新しい提案を1つ入れる

顧客との定期的なフォローアップの場面では、「必ず1つ新しい提案をする」というルールを設けるのも良いでしょう。これは何も「新製品が出ました!いかがですか?」ということを提案するだけではありません。

「今週末にご見学はいかがでしょうか?」
「次回は〇〇について決めていきましょう!」
「〇〇を選択される方が増えてきました!」

など、たとえ小さな提案であっても、常に「次のステップ」を示すことで、顧客に「この営業マンはしっかりと私のことを考えている」と思わせることができます

 

質問することを恐れず、行動を迷わず、常に一歩前に進む姿勢を持つことで、あなたの営業力は大きく向上します。そして、積極的な行動が習慣化すれば、自己効力感が強化され、さらに成長への道が開けていきます。

 

まとめ

自ら学び、行動し、未来をつかむ

最後に伝えたいことは、恐れずに前へ進むことの重要性です。

成功する営業マンは、上司や顧客の反応を恐れず、迷うことなく行動を起こします。上司への質問も、顧客への提案も、あなたの成長とビジネス成功のために必要不可欠なステップです。

遠慮せず、自分に「行動のルール」を課し、積極的に動くことで、確実に成長への道が開けます。

チャンスを逃すのではなく、自ら掴みに行く姿勢を持つことで、あなたの未来は大きく変わるはずです。

この記事の著者

関根 悠太

株式会社Re-Branding 代表取締役
営業コンサルタント/社外1on1研修トレーナー /ブランディングマネージャー
「AIでは代替できない言語化の力」で、中小企業の離職率改善と売上拡大を支援する専門家
 
大学中退後、10業種以上の現場経験を経て、培った実践力と課題解決力を武器に2023年に株式会社Re-Brandingを設立。「社長と社員の翻訳機」として、経営者のビジョンを明確に言語化し、社員一人ひとりの本音や課題を引き出し、双方の橋渡しをする役割を担っている。特に、営業改善と組織力強化を通じて企業の成長を加速させる支援を行う。
 
主な実績:
・離職率を40%削減し、採用育成コストを年間2000万円削減
・営業改革により売上140%向上を達成
・セミナー販売成約率70%超、クライアントが国際的な大会でグランプリを獲得
 
専門分野:
離職防止と組織力強化・営業プロセスの改善・言語化を通じた企業ブランディングと課題解決
 
「一人ひとりの本音に向き合い、課題の本質を共に探り解決へ導く」独自のアプローチで、クライアント企業の成長を支援中。

“「遠慮」は最大の敵!積極性があなたのキャリアを劇的に変える理由” への1件のコメント

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