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コラム

AIではできない『人間力』:離職を防ぎ売上を伸ばす言語化の重要性

#AIではできない価値#中小企業支援#組織力強化#言語化#離職率改善

ここ数年、AIの進化が目覚ましく、多くの分野でその活用が進んでいます。文章の生成やデータの分析、さらには意思決定のサポートまで、私たちの生活やビジネスに大きな影響を与えています。

しかし、AIには決して代替できない価値があると私は考えています。それは「人間だからこそできる、人に向き合う力」です。

私が取り組んでいる「社外1on1トレーナー」としての活動は、まさにその「人間の力」を活かし、企業の成長を支えるものです。従業員30名以下の中小企業に特化し、営業改善や組織力強化を目的としたこの取り組みでは、社員一人ひとりの思いに寄り添い、解決策を一緒に見つけることを大切にしています。

現在の活動と成果

離職を防ぎ、売上を伸ばす社外1on1トレーナー

私が主に支援しているのは、従業員30名以下の中小企業です。この規模の企業では、社員一人ひとりの力がダイレクトに組織全体の成否を左右します。しかし、多くの中小企業では、以下のような課題に直面しています:

  • 社員が社長のビジョンを理解できず、モチベーションが低下している
  • 上司と部下の間に溝があり、コミュニケーションが不足している
  • 個々の能力が発揮されず、結果として離職率が高まる

こうした課題に対して、私は「社長と社員の翻訳機」としての役割を果たしています。

私は、社員一人ひとりと1on1を通して個々に話をし、次のようなプロセスを実施しました。

  1. 社員の悩みや不満をヒアリングし、課題を言語化
  2. 社長のビジョンとノウハウを噛み砕いて社員に伝達し、現場の意見を社長にフィードバック
  3. 双方が納得できるアクションプランを策定し、社員に「自ら考えた解決策」を持たせる

この結果、離職率は1年で14%に低下。さらに、社員のモチベーションが向上し、売上が前年対比140%を記録しました。この事例は、単なる数字の改善ではなく、社員が主体的に行動する意識が少しずつ根付いた成果でもあります。

このプロセスの中で重要なのは、「与えられた解決策」ではなく、社員自身が「自ら考え出した解決策」を導き出せるようにすること。これにより、実行力と責任感が高まり、組織全体のパフォーマンスが向上します。

ウェブマーケティングやプロモーションの支援

私のもう一つの取り組みは、ウェブマーケティングやプロモーション戦略の構築です。特に世界進出を目指す美容室や子育てママへ新しい働き方を提供するアカデミー、また老舗企業のプロジェクトでは、AIを活用しながらも、根本にある「人間の力」を重視しています。

例えば、先日手がけたPR記事の制作では、半年以上かけてクライアント様の思いやブランドの強みを言語化し、その情報をAIに入力しました。AIはわずか数秒で記事を生成しましたが、その基盤となる情報が緻密に準備して来ていた為、クライアント様からも即座に「これで完璧」と評価をいただきました。

ここでのポイントは、AIの力を活かすために必要な「人間の言語化の力」です。AIは優れたツールですが、与えられる情報が曖昧であれば、生成されるアウトプットも曖昧になります。私が大切にしているのは、現場で得たリアルな情報を整理し、AIが最大限力を発揮できる環境と材料を整えることです。

 

AIには代替できない価値

「共感」と「人間関係の構築」の重要性

AIはデータ分析や定型的な提案には優れていますが、「人間の感情」や「現場特有の課題」に深く入り込む力には限界があります。例えば、社員が抱える悩みや不安は、データだけでは正確に把握できません。そこで、私の役割は、社員一人ひとりの背景や性格、悩みを丁寧に聞き出し、共に解決策を考えることです。

この「共感」「人間関係の構築」によって、社員が自分の言葉で課題を語り、自ら解決策を導き出す環境を作ります。その結果、実行力が高まり、組織全体のパフォーマンスが向上します。

組織力強化のカギは徹底した「個」へのアプローチ

従業員30名以下の中小企業において、組織力を高めるためには、社員一人ひとりの力を最大限に引き出すことが不可欠です。しかし、これを実現するには、日常の業務や社内のコミュニケーションだけでは見つけにくい課題や悩みに目を向ける必要があります。

私は「社外」という第三者の立場だからこそ、見つけることができる課題や問題に価値を見出しています。日常的に社内では話しにくいこと、なかなか言葉にできない悩みや葛藤。それらを、私が徹底的に「個」へのアプローチで引き出し、共感を持って受け止め、解決策を一緒に導き出します。

「社外1on1トレーナー」のアプローチ

「社外1on1トレーナー」として、私は社員一人ひとりの考えや状況を深く理解し、適切な行動を引き出す仕組みを作ります。また、企業全体との連携を密に取りながら、以下のステップで課題を解決へ導いています。

  1. 本音を引き出す対話
    • 社員が持つ潜在的な悩みや課題を、安心して表現できる環境を整えます。
    • 私だからこそ話せる内容を引き出し、課題の本質を明確にします。
       
  2. 社内との橋渡し
    • 社員が抱える課題を適切に社長や上司に伝え、全体での解決を目指します。
    • また、経営者のビジョンや期待を噛み砕き、社員に伝えることで双方の理解を深めます。
       
  3. 内発的な行動促進
    • 社員自身が解決策を考え、行動に移せるようにサポートします。
    • 外部から指示を与えるのではなく、自ら行動を起こす力を育むことを重視します。

「個」を活かすからこそ得られる成果

たとえば、ある社員が「辞めよう」と考えていたケースでは、理由として「業務量の多さ」を挙げていました。しかし、対話を通じて掘り下げると、その根本には「スキル不足への不安」や「職場での孤立感」がありました。

こうした背景を明らかにした上で、この問題を解決するためには以下を実施します。

  • スキルアップのための研修機会を提案
  • 社内の役割と期待値を再調整し、新たな挑戦の場を用意
  • 経営側へ状況を共有し、環境整備の支援を依頼

これにより、社員は意欲を取り戻し、業務への取り組み姿勢が大きく改善されました。このように、表面的な課題に留まらず、その背後にある真の要因を見つけ出すことが、私の「個」にフォーカスしたアプローチの核です。

AIやシステムでは補いきれない部分を支える

AIやシステムによる効率的な人事管理が進化していますが、特に中小企業ではこれだけでは十分ではありません。たとえば、日報システムで社員が「辞めたい」と考えている兆候が現れることがあります。それは日報の提出頻度や内容の質の変化に表れます。

AIやシステムは効率的なデータ管理や分析には優れていますが、こうした細かな心理変化をシステムが自動的に捉え、適切に対応するのは難しいのが現実であり、実際に以下のような課題解消には限界があります。

  • 社員が「辞めたい」と考えた際の微妙な兆候を見逃す可能性がある。
    • 例: 日報の提出頻度が減少したり、内容の質が低下する変化。
  • 感情的な悩みや葛藤をデータで正確に把握できない。

私の役割は、これらの微妙な変化を敏感に察知し、早期に介入することです。

私の経験では、こうした微細な変化を敏感に察知し、早期に対話を行うことで、離職を防ぎ、社員のモチベーションを引き戻すことが可能でした。このように、人間にしかできない「共感」や「深い対話」を通じて、システムでは補いきれない部分を支えています。

 

「翻訳機」としての第三者の価値

社員が「業務が多すぎる」と感じている背景には、「やりがいの欠如」や「職場内での孤独感」など、表面的には見えない課題が隠れていることがあります。同様に、社長や上司が持つビジョンや期待が社員に正しく伝わっていないこともよくあります。

私の役割は、これらの課題やギャップを双方にとってわかりやすい形で「翻訳」することです。社員から引き出した本音を適切な形で社長や上司に伝えると同時に、社長のビジョンや意図を社員に届けることで、双方の溝を埋めます。このように、第三者の立場だからこそ見えてくる本音や解決策があるのです。

言語化の力で共通認識をつくる

社長や経営者が持つ考えや方針は、社員全体に伝わりきらないことがあります。これを補うために、私は以下のようなプロセスを実施しています。

  1. ヒアリングと言語化
    • 社長の考えやビジネススキル、営業マインドセット、社内規範といった重要事項を丁寧にヒアリングします。
    • それを社員にわかりやすい形に言語化し、統一されたメッセージとして整えます。
       
  2. 研修動画の作成
    • 言語化した内容を基に、社員研修動画を作成。これにより、一律で伝えるべき部分を効率的かつ効果的に共有します。
    • 動画を活用することで、時間や場所に縛られず、社員が同じ内容を何度でも確認できる環境を提供します。
       
  3. 第三者の代弁としての「ボイスチェンジ」
    • 社長から直接伝えるとプレッシャーがかかる内容も、第三者の私が代弁することで、社員にとって受け取りやすくなります。
    • この「ボイスチェンジ」によって、社員は圧迫感を感じることなく、社長の意図を理解しやすくなります。

経営者の考えを正確に言語化し、適切に伝えることができる第三者の存在は、社内外の連携を円滑にし、課題解決の精度を高めます。さらに、研修動画や個別アプローチを組み合わせることで、効率的かつ効果的に組織全体を強化することが可能です。

共通認識が生む効果

一度、社長の意図や企業の方針を言語化して動画として残しておくと、社員全体で共通認識を持つことができます。この共通認識があることで、以下のような効果が生まれます:

  • コミュニケーションの効率化
    共通言語が生まれることで、社内のやり取りがスムーズになります。
     
  • 個別アプローチの精度向上
    一律の認識を土台に、個々の課題に対してより深いアプローチが可能になります。
     
  • 社員の理解度と行動力の向上
    社員が企業全体の方向性を正しく理解することで、自信を持って行動に移せるようになります。

 

言語化の力が価値を生む

そもそも言語化とは何か

言語化とは、ただの情報整理ではありません。曖昧で抽象的なアイデアや感情を、具体的で相手に響く形に変えるプロセスです。このプロセスには、相手の本音や真意を引き出す「共感力」、矛盾や不足を見抜く「洞察力」、そしてそれを相手にわかりやすく記し伝える「表現力」が必要です。

特に、AIを活用したアウトプットの品質は、入力情報の精度で決まります。抽象的なデータをAIに投げるだけでは、得られる結果も浅いものになります。私が持つ言語化の力は、この「入力情報」の質を飛躍的に高め、AIを活かした効率的かつ価値ある成果を生み出すための基盤を築きます。

言語化のプロセス:曖昧さを武器に変える

言語化のプロセスは、「情報を表面的に整理するだけではなく、その本質を掘り下げ、価値に変える」ことにあります。たとえば、クライアントからヒアリングする際、以下のような手法を取ります:

  1. 曖昧な感情や思考を具体化
    • 「なんとなく不安」や「漠然とした課題感」、「こんなイメージ」といった言葉の裏に隠された真の問題や価値を掘り下げます。
    • 質問を重ねながら、クライアントが気づいていない根本的な課題や価値を明確にします。
       
  2. 情報の矛盾を解消し、整合性を持たせる
    • 言葉に表れる矛盾や食い違いを見逃さず、それを再構成することで、クライアント自身の考えがクリアになります。
       
  3. 行動に落とし込める形で伝える
    • 抽象的な議論をそのままにせず、行動指針や具体策として明文化します。これにより、クライアント様が次の一歩を確信を持って進められるようにします。

言語化の実例:PR記事での成功例

先日、あるクライアントのPR記事作成に携わった際のことです。このクライアントは、ブランドの価値観や訴求ポイントを「大事にしたい」と想いつつも、自分たちの強みを具体的に表現することに苦労していました。

私はまず、クライアントとの1対1のヒアリングを通じて、「ブランドとして何を伝えたいのか」という核心部分を言語化しました。その過程では、以下の課題を整理しました。

  • 訴求ポイントが多すぎて、焦点が定まっていない
  • ブランドの価値が抽象的で、読者に伝わりづらい
  • 過去の成果や実績がストーリーとして繋がっていない

これらを解決するために、半年以上にわたってクライアントのビジョンや顧客の声、過去の事例を掘り下げました。その結果、AIを使って生成されたPR記事が、わずか数秒でクライアント様からOKをもらい、さらに多くの問い合わせや反響を得る成功事例となりました。

重要なのは、丁寧に言語化した情報がAIの能力を活かし、成果に繋がったということです。このプロセスこそが、私が提供する言語化の力の本質です。

なぜ言語化が重要なのか

多くの経営者やチームリーダー、そして社員が、漠然とした課題感を抱えています。しかし、それを具体化し、共有できなければ、組織全体が同じ方向に進むことはできません。また、AIの活用が進む現代では、質の高いアウトプットを得るために、「何を伝えるか」の準備が一層重要です。

私が行う言語化は、単なるコミュニケーションの手段ではなく、課題の本質・サービスの本質を浮かび上がらせ、価値へと変えていく方法論です。この力を活用することで、あなたのビジネスの未来が変わると確信しています。

まとめ:人間の力で未来を形にする

AIが進化し続ける現代において、効率化や自動化が進む一方で、人間だからこそ発揮できる「本質を見極める力」「共感力」「言語化の力」の重要性がますます高まっています。これらは、AIには真似できない、人間の持つ独自の価値です。

私が取り組んでいる「社外1on1トレーナー」としての活動は、この「人間の力」を活かして、企業の成長を支えるものです。社員一人ひとりの声に耳を傾け、経営者の想いを正確に言語化し、組織全体が一丸となって成長できる環境を作り上げる。これが私のひとつの使命になりました。

あなたの組織にも、「社内では見えない課題」「社員が抱える本音」が存在しているかもしれません。それを浮き彫りにし、解決策を導き出すお手伝いができるのは、第三者である私だからこそ可能です。

あなたの企業が次のステージに進むために、どのようなサポートが必要なのか。ぜひ一緒に考え、行動していきましょう。あなたの成功を心から支援すること、それが私の最大の喜びです。

『組織の成長をさらに加速させたい』と感じた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

言語化の力を活用し、御社の課題解決やビジョン実現をサポートします。具体的なご相談がなくても、まずは気軽にお話しいただければ、可能性を一緒に探ることができます。 どんな些細なことでもご連絡ください。一緒に未来を描き出しましょう!

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    この記事の著者

    関根 悠太

    株式会社Re-Branding 代表取締役
    営業コンサルタント/社外1on1研修トレーナー /ブランディングマネージャー
    「AIでは代替できない言語化の力」で、中小企業の離職率改善と売上拡大を支援する専門家
     
    大学中退後、10業種以上の現場経験を経て、培った実践力と課題解決力を武器に2023年に株式会社Re-Brandingを設立。「社長と社員の翻訳機」として、経営者のビジョンを明確に言語化し、社員一人ひとりの本音や課題を引き出し、双方の橋渡しをする役割を担っている。特に、営業改善と組織力強化を通じて企業の成長を加速させる支援を行う。
     
    主な実績:
    ・離職率を40%削減し、採用育成コストを年間2000万円削減
    ・営業改革により売上140%向上を達成
    ・セミナー販売成約率70%超、クライアントが国際的な大会でグランプリを獲得
     
    専門分野:
    離職防止と組織力強化・営業プロセスの改善・言語化を通じた企業ブランディングと課題解決
     
    「一人ひとりの本音に向き合い、課題の本質を共に探り解決へ導く」独自のアプローチで、クライアント企業の成長を支援中。

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