“1on1採用”でミスマッチをゼロに──顧問編集が変える、新しい採用ブランディングの形 | 株式会社Re-Branding

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“1on1採用”でミスマッチをゼロに──顧問編集が変える、新しい採用ブランディングの形

#採用#採用ブランディング#顧問編集者

いま、採用に必要なのは“1on1”の視点・・・?

採用がうまくいかない──そんな悩みを抱える中小企業は多いです。求人サイトに掲載しても応募が来ない、入社してもすぐ辞めてしまう、採用担当が不在でうまく面接が進まない…といった状況が当たり前になりつつあります。

しかし、もし“採用=大量募集”という常識を覆し、「ひとりひとりに向き合い、経営者の想いを直接届ける」スタイルを選べたなら、どうなるでしょうか? これを仮に「1on1採用」と呼ぶとすれば、そこには大きな可能性が潜んでいるはずです。

本記事では、「顧問編集」という独自のアプローチを用いて、経営者と求職者を“1対1”の想いで結ぶ採用ブランディングについて考えていきます。

私自身、営業コンサル畑で多くの現場を見てきたからこそ、採用の段階で価値観が合わない人材を入れてしまうリスクの大きさを痛感しています。ここでは、“経営者の声”と“本気の求職者”をマッチングし、入社後も高いモチベーションで活躍できる仕組みづくりを紐解いていきましょう。

 

従来の採用手法ではカバーしきれない問題点

大量募集・システム効率主義の限界

多くの企業が、求人サイトや転職サービスを活用して、“なるべく多くの応募者から優秀な人材を選ぶ”スタイルを取っています。もちろん、効率の面では合理的かもしれません。しかし、実際に入社してみるとミスマッチや早期離職が後を絶たないというケースが増えています。

システムの効率化だけでは「人の本気度」や「根底にある価値観」を見分けるのが難しく、結果的に教育コストや組織のストレスがかさんでしまうのです。

既存の採用コンサル・広告代理店の立ち位置

採用コンサルや広告会社は、「募集枠を埋める」ことが主なミッションであり、採用後の社員が本当に企業の成長を担う人材に育つかまでは、あまりフォローしないのが現実でしょう。たとえ契約形態が継続型であっても、“教育”や“会社の文化づくり”にまで踏み込むケースは稀ではないでしょうか。

私たちが目指すのは、採用後も含めて人材が伸び、会社も成長するサイクルをつくること。そのためには、ただ“人を集める”だけではなく、“最初から本気で会社のビジョンに共感できる人”とのマッチングが欠かせません。

 

「1on1採用」という新しい概念──なぜ有効なのか

大量募集より“1人ひとり”に深く向き合う

多くの企業では「なるべくたくさんの応募者の中から有能な人を探す」という流れが普通でしょう。しかし、よくある話が「内定を出したものの、いざ入社してみたら全くモチベーションが合わない」という悲劇

1on1採用とは、最初から「この会社で共に戦いたい!」と思っている人材だけを厳選して集め、経営者が1対1で深くコミットするような形を指します。たとえば面接段階から「社長の想いが明確に伝わるコンテンツ」を用意し、応募者には「自分の過去やビジョン」をしっかり語ってもらう。

そして、“心から共鳴し合える”関係かどうかをお互いに確認するのです。

“逃げる人”を最初からセグメントできる

コーチングや研修の現場で痛感するのは、「頑張る理由のない人」は結果として長続きしない、という現実です。企業としては、そんな人材を入れてしまうと教育コストばかりかかり成果が出ず、結果早期退職になることもしばしば。

1on1採用では、経営者のストーリーやビジョンを前面に打ち出すため、“本当にその思想や価値観に共感しない人”は最初から応募してきません。逆に言えば、「あなたの会社の理念や社長の考えに惚れた」という人だけが集まるので、採用後も高い意欲を保ちやすいのです。

社長の声が“入社動機”になるからこそ辞めにくい

いわゆる“条件面”だけで入社した人は、条件が合わなくなればすぐ辞めてしまう傾向があります。しかし、「社長の話に惹かれて入社した」「この会社の哲学に共鳴した」という人は、多少の困難があっても粘り強く頑張る確率が高いです。
これは実際の営業現場やコンサルの現場でも、“強い目的意識”を持つ社員ほど成果を出しやすいことと一致します。

 

顧問編集が可能にする“1on1採用”のステップ

ここで登場するのが「顧問編集」という視点です。

筆者自身、出版社に在籍したわけでもなく、もともと人事・採用畑の出身でもありません。むしろ現場の営業マンやコンサルティングのクライアントと1on1で向き合う中で、“人が本気で動く仕組み”を学んで、実践を重ねてきました。その知見が「経営者の想いをどうやって見える化し、共感を呼ぶ文章やコンテンツにするか」という編集力と組み合わさったのです。

経営者ヒアリング&ストーリー化

幼少期の体験やコンプレックス、転機となった出来事を徹底的にインタビュー。そのうえで「なぜ今この事業をしているのか?」「どんな人と働きたいのか?」という軸を言葉に落とし込みます。これは広告会社や求人媒体では十分に踏み込まない、落とし込めない領域。

経営者と数時間、数回にわたり深く対話し、真の“原点”を探る作業が肝です。

採用ブランディング用のコンテンツ作成

インタビュー結果をブログ、SNS、採用サイトなどの形で発信しながら、“社長が何を大切にしてきたか”を具体的エピソードで示す。

たとえば、入社前の求職者が「このストーリーに共感する!」となれば、応募時点でモチベーションが高い。反対に、「自分には合わないかも」と感じる人は最初から応募しないので、無駄な母集団が減っていきます

面接+1on1での深掘り

書類選考や面接では、お互いの価値観や目指す未来が合致するかを掘り下げます。顧問編集者が“第三者”として関わることも有効です。社長がうまく伝えきれない部分を補足し、応募者の背景を聞き出す役割を担うことができます。

入社後も継続して経営者メッセージを発信

入社時の熱意を持続させるためにも、定期的な1on1やコーチングの場で経営者の新メッセージや方向性を共有。

「この会社と社長だから頑張る!」と思える仕掛けを育てていき、普通なら採用担当がやるべきフォローを、顧問編集者が社長の声をとりまとめて発信する形でサポートし続けます。

 

コンサル畑×編集力だからこそ実現できる価値

私がこの「1on1採用」の重要性に気づいたのは、営業コンサルという“現場で働く社員”と至近距離で向き合う仕事を通じてです。

その中で、どれだけ優れたノウハウを教えても、どれだけ本人の課題に向き合い続けたとしても、外圧を加えてやる理由を見つけ出したとしても、能動的な動きを取ることが難しい人は一定数いるのが現実です。

コンサル・コーチであれば、「10人のうち10人全員の行動が変わる」ということを打ち出したいものですが、筆者が全力を尽くして携わってきた中においても、全員の行動が変わるという結果になることはありませんでした。

逆に、1〜2割の“本気の人”は多少のアドバイスがあれば、すぐ成果を出す。そして、現場で生き生き働いている人ほど、会社が提供している仕組みや環境に感謝し、少なからず会社や社長の想いに惚れていることが多いです。

ここに「編集者としての言語化能力」を掛け合わせることで、経営者が伝えきれていない“熱意”を外に発信し、“最初から本気でやろうと思っている人材”を採用段階で引き寄せる──これが弊社が目指す「顧問編集サービス」の一つの形です。

広告会社や求人サイトでは、どうしてもシステム効率重視になりがちです。しかし、我々は“現場の人と1on1”で徹底して向き合ってきたコンサル経験があるからこそ、採用募集時点から価値観の合う人を厳選し、入社後もモチベーションを維持する仕組みづくりを手伝えると確信しています。

 

読者が抱える悩みと解決に向けたヒント

もし御社内で下記のような悩みを抱えているなら、「1on1採用」という考え方が大きなヒントになるかもしれません。

  • 「求人広告を出しても、エントリーがほとんど来ない」
  • 「面接ではいい感触だったのに、入社後すぐ辞められた」
  • 「頑張る理由を見出せない社員が多く、現場が停滞している」
  • 「社長として熱い想いはあるのに、うまく伝わらない」

これらの問題の根本には、“経営者の声”が十分に届いていないことが挙げられます。

採用段階で「こんな想いに共感できる人だけ来てほしい!」と明確に発信していれば、離職リスクや教育コストのムダを大きく減らせるはずです。

給与・福利厚生などの雇用条件や、SNSでバズらせるなどのエンタメ性として魅せる募集ではなく、たった一人に響く内容を発するからこそ、引き寄せる出会いがあります。

 

今こそ“1on1採用”に踏み出すべき理由

AI・SNS全盛の今、企業の看板やスペックだけでは人は動かない

瞬時にあらゆる情報が手に入る時代だからこそ、求職者「ここで自分の人生をかける価値があるのか」をじっくり見極めています。企業の知名度や製品スペックだけではなく、「この経営者と一緒に何を実現できるのか」というストーリーにこそ興味を持つのです。

“頑張る人”は一定数しかいない──だからこそ最初から狙い撃ち

パレートの法則が示すように、多数を採用しても本気で動く人はごく一部。むしろ、経営者の想いに心から共感する“やる気のある人”だけを最初から採用すれば、大量採用の中でミスマッチに悩むよりも圧倒的に効率的です。数を集めるのではなく、「この人なら!」とお互いに確信できる関係を築くのが重要と言えます。

中小企業にとって、一人ひとりの人材が業績を左右する

大手企業なら人材の入れ替えや余剰があってもカバーできるかもしれません。しかし、中小企業では一人の戦力不足が経営に直結します。だからこそ、最初から“経営者の言葉に共鳴し、自走できる人材”と出会える仕組みを作ることが急務なのです。

 

まとめ:あなたの“声”が、採用と未来を変える

ミスマッチや早期退職で消耗する時代から、「この会社で働きたい」と強く思う仲間だけが集まる組織づくりへ。そんな変化を起こす鍵が、経営者自身の言葉を深く掘り下げ、伝わる形に編集するというステップです。

これまでの採用手法に行き詰まりを感じている経営者こそ、新しいコンセプトである「1on1採用」を検討してみてはいかがでしょうか。社長の人生観を理解し、共感して入社してきた人材は、きっと入社後も強い動機を持って成長し、企業の未来をともに描いてくれるはずです。

 

「1on1採用」にご興味をお持ちの経営者・人事担当者様へ

顧問編集+採用・育成コンサルティングのご相談:を承っております。経営者のヒアリングから採用ページの構築、入社後の1on1研修サポートまで一貫して行います。

「うちの会社にも合うだろうか?」と疑問をお持ちの場合も、お気軽にお問い合わせください。メールやオンラインミーティングでの相談も可能です。

あなたの会社にとって本気で挑戦できる人材を見つけ、育てる新しい採用手法として、「顧問編集サービス」をぜひご検討ください。社長の声×本気の求職者で、採用と社内活性が大きく変わる未来を一緒に創りましょう。

この記事の著者

関根 悠太

株式会社Re-Branding 代表取締役
社外1on1研修トレーナー/顧問編集者
 
経営者の言葉を最高のカタチに変える専門家であり、中小企業の離職率改善や売上拡大を支援する実践派コンサルタント。顧問編集者として、経営者の志を深掘りし、ブランドメッセージやストーリーを構築する一方で、営業コンサルタント・社外1on1研修トレーナーとして、社員一人ひとりの本音や課題に向き合い、組織力を強化する支援を行う。
 
コンサル・不動産など10業種以上の現場経験を経て、2023年に株式会社Re-Brandingを設立。Webメディア立ち上げや顧客インタビュー、社内外での研修プロジェクトに携わり、離職率40%削減や売上140%向上といった成果を創出してきた。
 
これまでに執筆したブログ記事は200本以上、インタビュー記事は50本、ライティング経験は合計1000通以上。独自のアプローチで経営者のビジョンを言語化し、企業ブランディングや課題解決に貢献している。また、「社長と社員の翻訳機」として、双方の橋渡し役を担い、信頼関係の構築を通じて企業成長を加速させる。
 
【主な実績】
・離職率を40%削減し、年間2000万円の採用育成コストを削減
・営業改革により売上140%向上を達成
・セミナー販売成約率70%超、クライアントが国際的大会でグランプリ獲得
 
【専門分野】
離職防止と組織力強化/営業プロセス改善/言語化を通じた企業ブランディング
  
「一人ひとりの本音に向き合い、課題の本質を共に探り、解決へ導く」ことを信条に、企業の未来を共に形作るパートナーとして活動中。

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