「美的センスとか要らない」って聞いて、これやりたいと思いました!人より牛の方が多い田舎だけど、来月以降は6件の予約が入ってます!
小川ほのかさん/北海道大樹町農家・ニューボーンフォトグラファー2歳男の子・1歳女の子のママ
元々、都内で舞台スタッフをしていたんですけど、結婚を機に農家の嫁になりました。ずっと十勝に住みたいって思っていたのと、農家の嫁になりたかったので、夫との結婚を機に十勝に引っ越しました。畑仕事は子供がいても出来るけど、冬は仕事がないから、冬の間に出来る仕事が欲しいと思っていたんです。短期間のパートの仕事をいちいち探すのも面倒臭いし、近くにそんな求人が沢山あるわけでもないから、近くでも隣の市内まで出ないといけなくて・・・実際、ママ友で冬の間だけ仕事に出てるっていう人もいるけど、冬は天気が悪くて移動も大変だから、もうちょっと融通が効く仕事ないかな〜?と思っていたんです。
ニューボーンフォトをやってるインフルエンサーさんがいて「こんな仕事あるんだー!」とは思っていたんです。他の講座も調べたものの、金額の相場は分かっても「実際にやってみてどうなったのか?」という具体的な部分が出てこなくて、全然分からなかったんですよね。だけど、この講座の説明会に参加したら受講した人が撮った写真が見れて「初心者でもこんな写真が撮れるようになるんだ〜!」って思ったし、あとはあゆみさんの人柄がいい意味でサバサバしているところが、すごく親しみやすかったです。「美的センスとか要らない」「真面目に言われたことをやったら、これだけの物を撮れるようになるよ」「2回目の撮影でこんな写真撮った人がいる!」と聞いて、これやりたい!と思いました。
でも、私は貯金を持っていなかったから「人口少なくて赤ちゃんが少ないとは言え、生まれてはくるから細く長く出来る仕事」「畑に出るようになっても、冬の間だけでも出来る」「来週は暇だから予約入れよう、とか融通が効く」「七五三とか自分の子供を自分で撮れる」ってことを夫に伝えて相談したら「やりたいなら、やってみたら」と言ってくれました。その時は、カメラも撮影セットもプレゼントいただけたので、それ以上の費用はかからずにとりあえず始められるというのは、夫に相談しやすかったです。時期的に秋の受講だったから、対面授業に行けないことは分かっていたので受講するかは迷ったけど、次期の実施が未定だったこともあって、なんとなく「今やらなきゃいけない気がする!」って思って申込みました。
自分も子どもを産んだばかりだったから、赤ちゃんを触るのは問題なかったんですけど、授業は全部オンラインで見ていたので、撮影環境のイメージがつかなかったんですよね。私はスタートが遅かった分、添削授業ではみなさんの作風を見て参考にできたので、影の出し方とか首の捻り方とか、撮影環境のことを言われていたのを聞いて、「編集の時にはここに気をつける。撮影ではここに気をつける。」って頭に叩き込んでやってました。1回目の対面の動画も全部見れていなかったけど、親戚で子供が産まれた人がいたので「とりあえず撮らせて」って言って、撮影しちゃいました(笑)その時は自分でセットを組んでいたけど「造花・枕の系統が合ってない」「影強いね、影はこのくらい」と言われてしまったので、次の撮影の時はあゆみさんに「コレとコレの組み合わせってどうですか?」と聞いて、撮る画角はあゆみさんのお写真を見て、めっちゃ研究してから行きました。普段の授業と添削授業の内容は誰でも観れるから、とにかく聞くだけでも聞いて、あゆみさんの写真をめっちゃ真似しただけなんですけど、3回目の撮影の添削であゆみさんが感動して下さいました。対面授業なしでも、なんとかなりました!やって、失敗して、そういうことか!って分かったけど、対面授業を受けていたらここまで苦労しなかっただろうなと思うので、対面授業は絶対に受けた方が良いです(笑)
私が住んでいる辺りは、ニューボーンフォトグラファーが少なくて、いても5〜6万円とかで、そこまで手が出せなかったという人が多いんです。だから、私は最初は5000円で広告を出しました。私を見つけていただいたお客様からは「見つけられてよかった!」「上の子の時に撮ってあげられなかったから、撮れてよかったです〜」ってお声をいただきました。地域柄なのか、2人目という方が多くて7組のうち5組が兄弟撮影をしているんですけど、「上の子の相手もしていただいて、撮影の邪魔をしに行っても優しく対応していただいて、ありがとうございました!」という声も多いです。自分の子にはめちゃくちゃ怒るのに、他人の子だと全然大丈夫だよ〜ってなります(笑)
大樹町は1年間に生まれる人が30人前後なので、家の周りも畑ばっかりで、人より牛の方が多い田舎なので、正直に言うと、集客は楽じゃないです。でも、今は隣町とか隣の市から仮予約1件、来月以降は6件の予約があります。最初のイメージだと週2件の撮影に行けたらいいなと思ってたんですけど、子供が保育園に入ったら平日も時間ができるから、冬だけではなく夏場もやって、もっと撮影に行きたいです!町内でニューボーンフォト撮影をやってる人はいないから、まずは知ってもらう為に、ママ友のツテで「誰かいたらお願いします」とか、農家の奥さんの集まりとかで「こういうの始めたんです〜」って言ったり、アナログな事をやっています。子どもの6ヶ月検診に行った時に、きっと2人目なんだろうな〜っていうママに声かけようかな〜とか思ったり(笑)でも、そうやって声をかけていたら、ハーフバースデーの撮影を依頼されました。この調子で町内で生まれる赤ちゃん、年間30人、全員撮影したいです!