「中卒でこれが行けるなら、私行けるかも!」と思いました!
矢吹楓さん/東京都葛飾区元自衛官・ ニューボーンフォトグラファー4歳・1歳女の子 のママ
私たち夫婦は2人とも公務員で、しかも出張がある仕事だったんですけど、お互いの親が近くにいないから親のサポートもなかなか難しくて…「復帰後にフルで働くのは難しいな」って思ってたんです。かと言って、転職しようにも私は特に資格などを持っている訳ではないし、今の仕事は1回辞めると復帰することが難しい仕事で・・・でも、時短で働いても給与がガクっと下がってしまうし・・・フルで復帰してもやれなくはないし、出来なくはないんです。だけど、そうすると間違いなく家庭にシワ寄せが来るなって思って、もう、どうしようかと悩んでいたんです。そして、仕事に対しては高卒から20年間同じ仕事を続けて「もうやり切ったな」って感覚もありました。「誰のために働いているのか?」のやり甲斐の部分を感じにくくなっていた頃だったんです。
そんな時に「時給4000円」「ママである事が強みになる」という文字をみて「これだ!」「私でもできるかも!」と思ったんです。思ったんですけど・・・最初はスルーしました。私には関係ないかな、と思ったので。 でも、後から講師であるあゆみさんの生い立ちを見て、考えが変わりました。あゆみさんは、中卒で飲食・接客業の出身。そこから、結婚して、子育てしながらニューボーンフォトグラファーとして時給4000円の働き方が出来ている。そのことを知って「中卒でこれが行けるなら、私行けるかも!」と思いました。私の妹が助産師で、おくるみの巻き方を習っていたし、我が子は自分でおくるみを巻いていたから、新生児の扱いに自信があったので、踏み出すことに抵抗は無かったです。カメラをやったことが無かったから、そこだけ心配だったかな。
説明会の参加者は200人以上で「入金順だ」と聞いていたので、「一番に申し込んで、すぐに支払ってやるぞ!」という気持ちで、スマホ片手にAirPodsを耳に付けながら、ATMの前で「早く金額を教えてくれ〜!」って気持ちで話を聞いてました(笑)だけど、振込の上限があって振り込めなくて・・・結局、家に帰って来て、スマホでネットバンクから支払ったので「最初から家でのんびり聞いてれば良かった」って感じだったんですけどね(笑)申し込んだ時点で「集客で困るようなことはしたくない!」「今できることってなんだろう?声かけるくらいはできるな!」と考えていたので「対面授業を終わってからじゃないと撮りに行けない」って聞いてたんですけど・・・「どういうふうに声をかけたら嫌がられないだろう?」「話しかけても怖がられないか、拒否されないか、今のうちに練習しておこう!」と思って、家の近くの商業施設で「来週産まれる!?」ってくらいのお腹が大きい妊婦さんに声をかけて、その場で撮影予約をゲットしちゃいました(笑)さすがに、その時の私はまだ撮れないので、先輩受講生を繋げましたけど(笑)
意気込んで受講したのはいいものの、最初はカメラ技術の習得とか、赤ちゃんの可愛い角度を捉えること、編集内容、講師の伝えたい事を理解することにすごく時間がかかりました。ただ、「祭りは外から眺めているより中心で踊った方が楽しい!」という気持ちで参加していたので、同期の皆んなとも積極的に交流し、励まし合いながら「必ず上手くなる!」と自分と講師を信じて毎回の講義に参加していました。いつ寝ているんだろう?と心配するくらい、私以上に講師の熱量が凄かったのも頑張れた要因でした!だけど、モニター撮影に行こうと思っても、一時保育の予約がなかなか取れなくて・・・親が手伝いに来てくれていたのはいいものの、親は私に公務員を続けていて欲しいからニューボーンフォトの話を聞くのが嫌だったみたいで「孫が可愛いから来ているけど、あなたの夢を応援しに来ている訳ではないから」と言われてしまい・・・「一生懸命やって『コイツ本気なんだ』って思わせるしかない!」と思って、とにかく撮影に行って、夜の添削講義も出て、全ての講義を受講しました。
そんな勢いで、卒業までに無料モニター撮影に30件行ったんですけど、受講期間中は毎回子供の面倒を見てくれて、その期間、私のことをずっと近くで見ていた母が、卒業式の日に隣で泣いていて・・・『頑張ったね』とギュッと抱きしめてくれました。私は高卒でずっと公務員。学歴がない、資格がない転職するにしても、なかなか今の年収をもらえる所ってなると厳しいから「もうこのまま公務員で行くしかない」って思っていたけど「子供のために公務員を続ける」って、どこかで子供のせいにしている気がして・・・でも、今では「私にもこんな選択肢があったんだ!」って実感しています。ニューボーンフォトグフラファーは「ありがとう」を直接いただけるから、誰のために働いているかが一目瞭然で「私がやりたい仕事をやってる所を子供に見せて行きたい!」と思っています。
子供を幼稚園に預けると15時くらいに帰ってきちゃうから、フルタイムの働き方では出来なかったけど、この働き方を始めて、先月から夢だったインターナショナルの幼稚園に通わせることができるようになりました。これからは集客に困りたくないので、産院と提携して継続的に撮影に行けるようになりたいと思ってます。まずは、トータル撮影件数100件を目指して、頑張ります!